「ジャパントラックカップII」で新田が金、脇本が銀のワンツーフィニッシュ!

2020年東京オリンピックの出場枠獲得につながるトラックワールドカップの出場ポイントを争う上で重要なUCIクラス1大会であるジャパントラックカップIIの2日目が8月25日に日本競輪選手養成所内のJKA250で行われた。
ジャパントラックカップIに引き続き、日本の主な競輪選手たちは、日本ナショナルチーム雨谷一樹松井宏佑橋本英也、ドリームシーカーレーシングチームに新田祐大深谷知広小林優香、JPCに脇本雄太河端朋之鈴木奈央、チームブリジストンサイクリングに太田りゆと各チームに分かれてそれぞれポイント獲得の為に出場。海外勢も引き続き、日本の競輪ファンにはおなじみのマシュー・グレーツァー(オーストラリア)、テオ・ボス(オランダ)、シェーン・パーキンス(ロシア)、デニス・ドミトリエフ(ロシア)、ジョセフ・トルーマン(イギリス)がそれぞれ出場し、
今開催も激戦必至の大会となった。

ジャパントラックカップIの男子ケイリンで河端が金、脇本が銀のワンツーフィニッシュ、
更には男子スプリントで脇本が銅メダルと幸先の良いスタートをきった男子勢に対し、
女子は小林、太田ともメダル獲得ならずと対照的なスタートとなった。

そのような状況でジャパントラックカップIIの2日目を迎えた中、男子ケイリン
日本の新田(福島・90期)が見事金、脇本(福井・94期)が銀メダルとI大会に引き続きの
日本勢ワンツーフィニッシュとなった。


 

新田選手のコメント
「前の日までにチームメイトがいい成績を残していたので、僕も負けない成績を残さないといけないと思ってこの日に臨みました。このジャパントラックカップと日本を舞台で、日本人が誇り高いレースをしていて、そしてメダルを獲得できてよかったです。今日はオリンピックと同じ勝ち上がりやルールで行われ、1年後を見据えて気持ちが入りましたし、その1年後を視野に入れることができました。今シーズン初の金メダルだったのでこの喜びをかみしめて、ワールドカップシーズンは万全の体調でむかえ、メダルを獲れるように仕上げていきたいと思います」

脇本選手のコメント
「1/2決勝はワールドカップと変わらないメンバーでしたが、勝ちに固執せず自分のレースをしたいという気持ちが強かったのですけど、その通りのレースができたので収穫はあったと思います。ブノワコーチと話して、レースの運び方は悪いところはないから、あとはトレーニングを積んでいけばワールドカップでも戦えるだろうと言われたので、それを信じて頑張るだけです」