桐山敬太郎(37=神奈川)が苦しみながら、昨年9月弥彦(5着)以来約5カ月ぶりの決勝切符をつかみ取った。

準決10Rは後攻めになり、外から内からと別線に揺さぶりを掛けたものの、結局7番手。それでも最終2角からまくり上げ、番手発進の川村晃司、これに切り替えた坂田章に続いて3着でゴールに飛び込んだ。「後攻めなりに考えて走ったが(最終的に)あの位置になってしまった。(自分だけ届く形になったが)いろいろやったことは後ろも分かってくれたし、決勝に乗れたことは素直にうれしい」と振り返った。近況はやや低調で、3月末が締め切りの6月高松宮記念杯(和歌山)出走もギリギリの状況。「これをきっかけに上がっていきたい」と、決勝での好走を誓った。