松浦悠士(29=広島)が2月の高松以来、今年3度目&通算6度目のG3優勝を飾った。

最終ホームからカマシ先行した深谷知広を追い、差し切って快勝した。人気を集めた郡司浩平は松浦の後位から迫ったが2着。3着には野原雅也が入った。

松浦が展開を見極める読みの深さとパワーを改めて示した。「先手は野原君とみていたけど、深谷さんがフルダッシュで行ったので、切り替えた」。郡司も追い上げ、松浦の後位に付ける。「それもわかった。いつでも合わせる準備をしながら力まないように気を付けて最後まで踏んだ」。深谷にスピードをもらったとはいえ、上がりタイム10秒8では郡司も完敗だ。

今年の総獲得賞金は4354万1000円となり、清水裕友を抜いてトップ。「関係者の協力、選手の頑張りで無事に開催できた。売り上げ目標もクリアして、力を合わせたらやれることも証明できた。これからも開催できる環境を作れるようにしていきたい」と意気込んだ。【井上和久】