野田源一、藤根俊貴の順で切った上を吉田敏洋が打鐘前に叩いて逃げる。4番手を確保した藤根が最終2コーナーからまくるが、これをけん制して止めた村上博幸(写真)が鋭く追い込んだ。
「(吉田とは)お互い40歳で、負けてられないなって思いました。先行してくれたし、自分もしっかり魅せようと。脚には余裕がありました。今回は自転車に失敗しました。20何年、自転車と向き合ってショックですね」
最終バック9番手から武藤龍生がコースを見極めて2着に突っ込んだ。
「あの位置なんで苦しかったけど、コースを見ながら入っていけました。GIは緊張感があるし、キツいレースが多いんですが、今回は爪あとを残せたかなと思います。前の年よりも今年は成長できた1年でした」
『第61回朝日新聞社杯競輪祭(GI)レポート』 最終日編
北九州メディアドーム小倉競輪場を舞台に開催された
「第61回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」は11月24日に最終日が行われた。
注目の決勝戦は吉田拓矢が先行。
飛びついて平原康多をさばいた清水裕友が番手まくりを放つと、
続いた松浦悠士が鋭く差し切り、GI初制覇を果たした。
競輪王決定戦出場選手特別紹介
どりあんず平井とフジケンの楽しい時間
決勝戦 レース経過
号砲でいち早く松浦悠士が出て、清水裕友-松浦-栢野智典の中国勢が前団を占める。以下、和田健太郎、吉田拓矢-平原康多-諸橋愛、坂口晃輔、木暮安由となって周回を重ねる。
青板3コーナーから清水が誘導との車間を切って、後続をけん制し始める。赤板まで来て吉田がダッシュすると、合わせて清水もスパート。踏み合いから2コーナーで吉田が出切ると、清水は番手飛び付き策に出る。打鐘からは吉田の後位がイン清水-松浦、アウト平原-諸橋で併走に。身体をぶつけ合っての激しい取り合いの末、最終1センターで平原を飛ばして清水が番手を奪い取る。そして、競り勝った清水は休むことなく2コーナーから番手まくり。バック手前で吉田をねじ伏せた清水には松浦が単独で続き、遅れた諸橋は柏野をキメて3番手に。2センターからまくり追い込んできた和田は諸橋に止められる。このまま直線に入り、粘る清水を、間合いを図った松浦がゴール寸前で差し切りGI初優勝を飾った。
青板3コーナーから清水が誘導との車間を切って、後続をけん制し始める。赤板まで来て吉田がダッシュすると、合わせて清水もスパート。踏み合いから2コーナーで吉田が出切ると、清水は番手飛び付き策に出る。打鐘からは吉田の後位がイン清水-松浦、アウト平原-諸橋で併走に。身体をぶつけ合っての激しい取り合いの末、最終1センターで平原を飛ばして清水が番手を奪い取る。そして、競り勝った清水は休むことなく2コーナーから番手まくり。バック手前で吉田をねじ伏せた清水には松浦が単独で続き、遅れた諸橋は柏野をキメて3番手に。2センターからまくり追い込んできた和田は諸橋に止められる。このまま直線に入り、粘る清水を、間合いを図った松浦がゴール寸前で差し切りGI初優勝を飾った。
<6R>
村上博幸選手
<7R>
松井宏佑選手
<9R>
古性優作選手
<10R>
園田匠選手
<11R>
山田久徳選手
<12R>
松浦悠士選手