【ROOKIES】寺崎浩平が地元シリーズで15連勝


 待ちに待った地元、福井のFIIシリーズ。それだけに負けられない気持ちは強かっただろう。昨年12月に早期卒業制度で日本競輪選手養成所を卒業した寺崎浩平(写真)にとっては、養成所の仲間たちを除くと唯一の同期、菊池岳仁が13連勝でストップ。初めて土がついた。菊池とはタイプが違うとはいえ、寺崎に連勝の重圧がのしかかった。
 初日予選を危なげなく先頭でゴールを駆け抜けると、準決では櫻川雅彦が奇襲の大ガマシ。最終ホームでは前が遠い7番手だったが、終わってみれば4車身差の楽勝。決勝も自らの爆発力を信じて、7番手からのまくりで前団をのみ込んで15連勝を飾った。いよいよ次はノンストップでのS級特進がかかる名古屋FI(3月23日から)シリーズ。早期卒業制度から初のS級レーサーの誕生はもうすぐそこに迫っている。