【ROOKIES】高校の先輩、脇本雄太を追いかける寺崎浩平


 前回に続き今号でも寺崎浩平(写真)をクローズアップする。昨年、86年の瀧澤正光所長以来となるダービー完全優勝を飾った脇本雄太は、寺崎にとって同県の先輩というだけでなく、高校の先輩でもある。さらに脇本は東京五輪でメダルの期待がかかるナショナルチームのエース。寺崎自身もナショナルチームに所属して、競技との両立を目指しているだけに偉大な存在だ。
 「(脇本は)ナショナルチームで忙しくて、福井の競輪場で練習している姿は見てないですけど。活躍を聞いていると福井でもすごく大きな存在。自分の目標とする選手でもあるので、あとに続きたい」
 輪界の最先端をいく脇本の背中を競輪、競技ともに追いかける。
 「自分はタイム系より実戦の方が活躍できるって、自信をもって養成所に入ってきた。それで実際にレースをしてみて、その自信が確固たるものになった。よく競輪のダイジェストを見たりして、レース展開を勉強して自分ならこうするって考えたりしています」
 天性の競走センスに加えて、研究熱心な面も持ち合わせている寺崎のデビュー(1月16日からの和歌山FII)が待ち遠しい。