【ROOKIES】117期の2人が早くも、そのベールを脱ぐ

1月からプロデビュー


 早期卒業認定委員会で認定された菊池岳仁(写真左)、寺崎浩平(同右)の117回生の2人の早期卒業証書授与式が、昨年12月25日に静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で行われた。06年(93回生)に早期卒業制度が導入されて以来、初めての卒業生が2人も誕生。「互いに切磋琢磨して競輪界の新たな歴史を築いてくれることを期待しています」と、瀧澤正光所長は、これからの輪界を担っていく若き2人を送り出した。
 菊池は、記録会で史上初となる2度のゴールデンキャップを獲得。競走訓練では先行を中心としたケレン味のない仕掛けで、内容の濃い走りを披露した。ダッシュ、トップスピードにプラスして驚異的なスピード持久力を持ち合わせ、総合力の高さが売りだ。
 寺崎は200メートルFDで養成所記録を塗り替え、ポテンシャルの高さを周囲に見せつけた。トップスピードの高さはもとより、自転車競技歴10年の経験で培われた抜群のレースセンスで競走訓練では8割を超える勝率を叩き出した。
 なお、2人はともにナショナルチームBに所属し、伊豆をトレーニングの拠点する予定。
 菊池は1月19日からの岐阜FII、寺崎は16日からの和歌山FIIでのデビューが決まっている。『ROOKIES(ルーキーズ)』では、72人の117回生のなかで先立ってプロデビューする2人のインタビューをはじめ、これかも特集をしていくのでどうぞお楽しみに。