【ROOKIES】和歌山FIIで寺崎浩平がデビュー




 昨年12月、日本競輪選手養成所での卒業証書授与式からわずか21日。06年から導入された早期卒業制度初の卒業生2人のうちの一人寺崎浩平(写真)が、1月16日の和歌山FIIで早くもデビュー戦を迎える。
 「師匠(鷲田佳史)からは自分の力、持ち味を出せと言われている。トップスピードには自信があるので、前受けでも後ろ攻めでも自分の脚を信じて仕掛けたい」と、チャレンジ初日予選のトリを務める寺崎が意気込みを語った。
 現在、ナショナルチームにも所属している寺崎は、伊豆をトレーニングの拠点にしている。それは117期で早期卒業を果たしたもう一人、菊池岳仁も同じだ。
 「(117期)2人だけのデビューはさみしい部分もあるけど、117期がやれるっていうところを見せていきたい」
 養成所での競走訓練では8割を超える勝率を叩き出した寺崎だけに、当然のことながらデビュー戦での初勝利にも大きな期待がかかる。
 「できるだけ早くS級に上がりたい。3月には地元の福井での開催もあるし、そこで特昇のかかるレースに出られることもあると思う。だから、そこまで連勝したいですね」
 同期に先立ってプロ第一歩を踏み出す寺崎のチャレンジ予選の発走予定は12時5分。鮮烈のデビューが待っている。