【ROOKIES】寺崎浩平が有言実行の18連勝


 昨年12月、寺崎浩平(写真)は菊池岳仁とともに制度初となる早期卒業を果たし1月にプロデビュー。9連勝でチャレンジを卒業すると、ステージを移したA級1、2班戦でも快進撃を続けた。3月に地元の福井FIIでデビューから負けなしの15連勝を遂げて、S級特進にあと1場所と迫った。そして迎えた名古屋FIでも圧巻の完全V。卒業式で公言した18連勝でのS級レーサーの仲間入りを決めた。
 「(1月にデビューしてから)2カ月半ですかね、あっという間ですごく短かった。(S級特進は)通過点だと思っているし、S級に上がらないと話にならない。(菊池と)2人で18連勝してS級で戦おうっていうのがあった。(菊池は負けてしまったが)自分が18連勝をして早期卒業(組)はできるっていうことを見せないと、制度もなくなってしまうかもしれない。早期卒業に課せられた使命だと思う。あとはS級に上がってどれだけ戦えるか」
 単騎になった決勝は、「9番手にならないようにって思ってたけど、そうなったんで逆に落ち着いてできた」と、最後方から次元の違うスピードで他の8人をのみ込み後続をちぎった。A級では敵なしの寺崎が、どこまで連勝を伸ばすのか。S級の舞台が待ち遠しい。