【ROOKIES】菊池岳仁も寺崎に続いて3連勝

 


 前評判通り、圧巻の3日間だった。岐阜FIIシリーズの前検日に、同じく早期卒業制度で昨年12月に卒業した同期の寺崎浩平が一足先に3連勝の完全V。菊池岳仁(写真)にプレッシャーがかからないはずがなかった。
 「発走機では緊張しましたが、レース中は集中して自分の走りをすることができました」
 初日予選は突っ張る土居佑次をねじ伏せると、そのままグングンと加速。セーフティーリードを保ったままゴールを駆け抜けた。
 「(1着で)ホッとしました。突っ張られても強引にいこうと考えていました。もう少しスムーズに出ることができれば、ラインで決めることができたと思うので、そこが反省です」
 デビュー戦での逃げ切り勝ちも反省を忘れず、2日目の準決でも先行策から押し切って連勝を飾った。迎えた決勝は、1期先輩の浅見隼が当面のライバルと思われた。後位が競りになった菊池は5番手から落ち着いてカマして浅見を置き去り、ひとり旅を演じてデビュー完全優勝を遂げた。
 「(決勝は)絶対に(最終)ホームでカマしていこうと思った。プラン通りでした。自分の感覚も日に日に良くなっていった。次も完全優勝して、その次も。それですぐに(A級)1、2班に上がれるように」
 次回は1月27日からの京王閣FII。逃げ切りでの9連勝に妥協がない菊池が、地元地区の関東でさらなるパフォーマンスを披露する。